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リコピンを多く含む。一般に調味料として塩が使われており、塩が入っているかどうかで、有塩(加塩)と無塩(食塩無添加)に分かれる。繊維質のために少しどろりとしているがネクターほどではない。近年、一部のメーカーから甘味をつけたトマトジュースが発売されることもあるが、定着していない。果汁100%の製品が一般的であるが、飲み易さを狙って、1976年には日本コカ・コーラがHi-Cトマトという、より飲みやすい果汁70%のトマトドリンクとして、今までトマトジュースを飲まなかった層を狙った製品を発売した。消費者には受け入れられず、1983年にトマトジュース市場から撤退している。現在でもアサヒ飲料などが果汁90%で甘味をつけたトマトジュースを製造している。

いわゆる野菜ジュースの中にも、トマトジュースをベースとした「トマトジュースミックス」の製品がかつては多かった。そのまま飲むのが一般的であるが、他にカクテルの材料としたり、手軽なトマトスープや、煮込料理の材料などとして食材としても使われる。日本のメーカーではカゴメ、世界ではデルモンテ、キャンベル、モッツなどが有名。また、近年は有機栽培によるトマトを使用するなど、付加価値をつけた少量生産のトマトジュースが各地で出荷されている。

世界で初めてトマトジュースの製品化に成功したのは米国のリビー=マクニール&リビー社で1923年のことであった。しかしこの時のトマトジュースは色が茶色く、消費者に受け入れられなかった。1929年に同社がトマトジュースの圧縮製法を開発し、真っ赤な色のトマトジュースが発売されると消費者に受け入れられ、朝食時の飲み物として米国の家庭に定着した。日本では1933年に愛知トマト(後のカゴメ)が最初にトマトジュースを発売した。日本産第一号のトマトジュースは、トマトジュースというものを知らない人達に飲んでもらうために糖分を加え甘くしたものであった。しかし日本ではあまり普及せず、1941年に戦争の影響もあり製造は中止された。

第二次世界大戦直後にトマトジュースは米国の放出物資として学校給食に取り入れられた。1949年には愛知トマトが製造を再開すると、日本への欧米風食文化の浸透と相まって首都圏を中心に徐々にトマトジュースは普及し、長野トマトやイカリソースといった国産メーカーが相次いでトマトジュースを発売した。さらに1963年にはデルモンテがキッコーマンと提携し日本市場に進出した。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



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